吐出イメージ
吐出のメカニズム(機構)
計量と吐出の仕組み
スクリューポンプの計量部は、ロータとステータからなる回転式変位ポンプと呼ばれるものです。
ポンプエレメントを形成しているのは、回転部としての丸ネジ形状のロータが、その2倍のピッチ長でネジが一重以上切られた固定部としてのステータ内で回転することによって、両者の間にポンプ室を形成します。
ロータを回転させるとステータ内で往復運動をし、その結果ポンプ室に充填された材料液は無限のピストン運動により無脈動で定量移送され吐出されます。
他の計量方式と比較した長所
1. 計量時に粘度や温度変化に左右されません。
2. 線引きの太さが回転速度により調節できます。
3. 開始時と終了時の液ダマリがありません。
4. 吸い戻し(サックバック)動作を自由にプログラムできます。
5. 吐出量の調整範囲が広い。
6. 先端バルブが不要です。
製品写真
製品仕様
ポンプ形式 | 4RD6 | 3RD8 | 3RD10 | 3RD12 |
理論吐出量 | 0.12 ml/回転 | 0.4 ml/回転 | 1.1 ml/回転 | 2 ml/回転 |
ポンプ流量範囲 | 0.6~18 ml/min. | 2~60 ml/min. | 5.5~165 ml/min. | 100~300 ml/min. |
材料粘度 | 低粘度~高粘度 | |||
材料温度 | -20℃~+100℃ | |||
運転環境条件 | 気温:+10℃~+40℃ 気圧:0.1 MPa | |||
重量 | 2.4 kg | 2.4 kg | 2.6 kg | 3 kg |
最大回転数 | 150 rpm(モータ減速比 1:20) |